アメリカツーリング~2022年新しい旅行のカタチ編(その4)
前回のブログからかなり時間がたってしまいました。ゴメンナサイ!気を取り直して、アメリカツーリング後半はルート66の宿場町、セリグマンから始まります。
セリグマンは映画「カーズ」のモデルになった町です。映画の雰囲気を再現した町並みがまるでテーマパークのようです。朝、涼しい時間に徒歩で散歩すると映画の中のシーンに迷い込んだかのような気持ちになれます。
この映画、子供向けと思われてますが、実は大人向けの映画でもあります。主人公の赤い車、マックイーンが迷い込んだ町「ラジエター・スプリングス」はルート66の街道沿いにあった活気ある宿場町でした。しかし、「人々は時間を10分縮めるためにまっすぐなハイウェイを作り、この町には誰も立ち寄らなくなった」そして、町は衰退していくのですが・・・この映画に登場するセリフは、実際にこの町に住む人々の証言で構成されているそうです。ルート66を走りたい方は、ぜひこの映画をみてください!シリーズで1~3まで出ていますが、見るなら「1」です。
ルート66は並行するインターステーツ・ハイウェイ40号線に役目を渡し、ほとんど地図から消えてしまっていますが、セリグマンからハックベリー、キングマン、そしてオートマン峠からアンボイまで、このエリアは長い距離が「ヒストリックロード」として残されており、走りごたえがあります。一般市民はみんな並行するハイウェイを走るため、この道はほとんど交通量もなく、のんびりツーリングが楽しめます。
ルート66最大の難所、オートマン峠を越えると、ゴールドラッシュで栄えてその後ゴーストタウンとなった町、オートマンがあります。ここはまるで西部劇のセットをそのまま残したように、開拓時代の町並みが残っています。アメリカの開拓の歴史を肌で感じられる町です。グランドキャニオン方面からラスベガスに戻るには、少し回り道となりますが、ぜひツアーのルートに組み込みたいです。
そしてラスベガスに到着。バイクを返却し、キラキラしたラスベガスでアメリカ最後の夜、ビールとステーキで乾杯しましょう。
さて、帰国です。帰国の飛行機に乗る72時間前以内にPCR検査を受け、陰性証明を取得します。アメリカのツーリング中に宿泊するのは砂漠の中の小さな田舎町ですので、事実上、ツーリング終了後、ラスベガスで検査を受けることになるでしょう。
陰性証明を取得し、webでの質問票(健康状態や立ち寄り場所)を回答します。スマートフォンアプリ(健康状態、接触確認アプリ、位置情報)をインストールし、誓約書の記入。いろいろめんどくさいですが、そこは添乗員と現地在住ガイドがサポート致しますので、ご安心ください。
その後、飛行機へ。日本到着後にもPCR検査があります。現時点(2021年8月1日現在)では14日間の隔離となりますが、ツアーはこの隔離規制が解除されてから再開する予定ですので、もう少し手続きは簡素化されるかもしれません。
現在の情報によると、アメリカはヨーロッパよりもコロナ関係の条件が厳しい状況です。しかしながら、ハワイは観光客の受け入れを開始していますし、2022年にはアメリカ本土も通常通りの観光旅行ができるようになると期待しています。
バルコムツアーでは、海外ツーリング復活に向けて、各方面から情報収集、現地ガイドの情報共有を継続して行っています。引き続き、よろしくお願いします!