3タコ海外ツー企画 ベスパで走るイタリアの小さな町 添乗レポ(その5)

3タコ海外ツー企画 ベスパで走るイタリアの小さな町 添乗レポ(その5)

ベスパツーリングを終え、ローマ市内から空港へ。ローマ・テルミニ駅から出発するイタリア国旗カラーの「レオナルド・エクスプレス」は空港までノンストップ運行です。スムーズに空港に着いたけど、空港の出国審査でパスポートを読み取る機械が調子悪くて大行列、かなりドタバタしてしまいました💦

ターキッシュ・エアラインで乗り継ぎ地のイスタンブールへ。しかし!今回は単なる乗り継ぎではなく、一旦途中降機してイスタンブール市内へ。せっかくですので、イスタンブール観光もしていくプランにしておりました。5年ほど前に移転・リニューアルしたイスタンブール空港は市内中心部からめちゃくちゃ遠くなってしまったのですが、チャーターバスで快適に市内に移動、スルタン・アフメット地区のホテルへ。

憧れのイスタンブールです!実は今回のツアーは「3丁目のタコボール」さんによるオーダーメイド型ツアー。「どうしてもイスタンブールも訪れたい」というご希望により、航空会社もターキッシュ・エアを選んでツーアに組み込みました。

何はともあれ、イスタンブールのシンボル的存在の「アヤソフィア」と「ブルーモスク」前で記念撮影!

イスタンブールに来てやりたいことと言えば、やっぱりボスポラス海峡の渡し舟でアジアとヨーロッパを往復すること。観光用のクルーズ船ではなく、市民の足としての渡し舟でアジア大陸へ。

外国人観光客もいますが、やっぱり圧倒的にトルコ人が多いです。そんなトルコ人も嬉々としてお互いに写真を撮りまくっているのがなんだか微笑ましかったです。現在は地下鉄もできており、仕事で行き来する人は地下鉄でスマートに移動しますが、この昔ながらの渡し舟もずっと残っていてほしいと思います。

イスタンブールのアジア側です。まさにヨーロッパとアジア、文明の交差点を体感できる町がイスタンブール。アジア大陸の大地に足をつけ、すぐ折り返しの便に乗ります。イスタンブールの市内交通は、交通系ICカードもあるのですが、ほとんどの交通機関でクレジットカードでのタッチ決済で改札が通れるようになっており、めちゃくちゃ便利です。日本よりずっと進んでました。

そして再びヨーロッパ側のイスタンブールに戻ってきました。夕日に照らされたモスクがだんだん迫ってくる光景は、なんともいえないオーラを感じます。

船が接岸した桟橋は、ちょうど鯖サンド屋台船のすぐ隣でした。客引きにつかまったりしましたが、鯖サンドは翌日にいただくことにして、夕食はレストランへ。

ホテルの近く、スルタン・アフメット地区の雰囲気の良いオープンテラスのレストランでトルコ料理をいただきました。

翌朝、早朝散歩。マルマラ海から昇る朝日。イスタンブールの人もやっぱり朝日が好きなのか、海岸に日出を見に来ている人がたくさんいました。

朝陽に照らされてピンク色に染まるブルーモスク。

寺院としてはデザインが美しすぎるブルーモスク。正式名称はスルタン・アフメット・ジャーミィ。その姿に見とれながら、町の中をゆっくり一周。家の隙間から見えるブルーモスクも素敵です。やっぱりオーラを感じます。

ホテルのすぐ隣に一般家庭みたいに小さなパン工場があります。トルコのパンはほぼこの形一択。少し太めのフランスパンみたいなバゲット。エクメッキと呼びます。バックパッカー時代、毎日このパン工場から、まだ鉄板の上に乗っているアツアツのパンを買うのが日課でした。

実は今回、選んだホテルは、私、吉岡の思い出のホテルです。自転車世界一周時の2002年、バスでシルクロード横断の2003年、アフリカ・シリア方面から来た2005年、さらにシベリア鉄道横断旅の終点として訪れた2018年と何度も泊まっている家族経営のプチホテル。昔は1泊5ドルのドミトリーでした。日本語の話せる看板娘のエリフが人気者で、大陸を横断する日本人バックパッカーや自転車旅行者はこのホテルに長期滞在していました。今回、エリフは南方のリゾート都市アカプルコに出張中のため会えなかったのですが、お父さん、お母さんには会うことができ、感動しました。

昔は1つの部屋に2段ベッドが4つ、8人部屋が基本だったのですが、今はこのような小ぎれいな中級ホテルになっています。

朝食は屋上テラスで海を眺めながら、のんびりと。そして市内散策スタートです。

まずはチャイ屋さんへ。イスタンブールのチャイはストレートな紅茶に小さな角砂糖2個を入れるのが作法。袋入りのグラニュー糖ではなく、日本ではもう見かけなくなった「角砂糖」というのがポイントです。このグラスの形がなんとも言えません。若いお客様はシーシャ(水煙草」にもチャレンジされていました。このようなレトロな喫茶店、大都市イスタンブールではなかなか見かけないですが、田舎の町ではどこでも見かけます。トルコ市民は1日に何度もこのチャイを飲んでいるようです。

そしてグランドバザール、さらにエジプシャン・バザールへ。グランドバザールは金ショップが多く、建物の中はやたらキラキラしていました。

エジプシャンバザールは庶民の市場といった感じです。お土産にオーガニック石鹸を買って帰りました。スパイス屋も多いですが、買い方がわかりません💦

そして鯖サンドです。今や850円。あのトルコ式バゲットに焼いた鯖がサンドされてます。シンプルですが、美味しいです。店舗によって、焼き鯖と揚げ鯖があります。

日本でもよく見る回転焼肉を削り落とす「ドネルケバブ」ももちろんあります。今回はお腹いっぱいでパスしてしまいました。その後、レトロなトラムが走る新市街まで皆様と一緒に歩き、ここで一旦解散。自由行動になりました。

私は最後にもう一度、船に乗ってアジア大陸との間を往復してきました。この町では電車より船ですね。

最後の夕食はルーフ・トップのレストランで、ナスとひき肉のケバブ。


イタリアのベスパツーリング、そしてイスタンブールの旅が終わりました。深夜の便で関西空港に向かいます。

ツアーに参加していただいた皆様、ありがとうございました。

今回は広島で1番美味しいタコ焼き屋「3丁目のタコボール」さんによる特別企画ツアーでした。赤いキュートなワーゲンバスのキッチンカーのお店です。平日は宮島に近い広島県廿日市市の宮園という場所で営業されています。土日は広島県内の各種イベントやショッピングセンター、宮島サービスエリアなどで営業されています。出店情報は3丁目のたこボール公式facebookで掲載されていますので、チェックしてみてください!