ゲストハウスきち海外ツーリング企画第2弾~台湾ツーリング5日間 添乗レポート(その3)

ゲストハウスきち海外ツーリング企画第2弾~台湾ツーリング5日間 添乗レポート(その3)

「ゲストハウスきち」台湾ツーリングの後半戦。高雄駅は数年前に地下駅になりました。さて、高雄駅から台北に戻るのですが、帰りも新幹線だとつまんない。せっかくですので、在来線の台湾国鉄で絶景の海岸線を北上しませんか?で、せっかくですので、途中の温泉宿でもう1泊していきませんか?

実は6月に実施された第1回きちツーリングの帰り道で「次回は台湾南部を走りたいなぁ」という話が出て、「じゃあ高雄でレンタルして、行きは新幹線、帰りは在来線で東海岸を北上すれば『台湾一周』が完結しますよ」と提案させていただき、即決で次のプランが決まったのでした(^^♪

というわけで、高雄から特急「自強号」でまずは台東へ。台湾南部をぐるっと迂回すると、車窓右側には青く輝く太平洋が見えてきます。数年前まで非電化区間でしたが、近年電化されて最新のEMU3000型の車両が導入されています。山口県下松市の日立製作所で2022年製造された、本当に最新の車両でした。

そして台東駅に到着。そのまま特急に乗っていれば今日中に台北まで余裕で行けるのですが、それはそれで勿体ない。

ここからは日本ではもう味わえないレトロな客車急行「莒光号 」で北上します。せっかく最新の特急があるのに、わざわざこんなのを選ぶところがミソです。普通のツアーだったらお客様に怒られそうです。

ランチは名物「池上弁当」です。でも、レトロな座席にはテーブルさえ付いてなかった。普通のツアーならお客様に怒られそうです((+_+))

ところで「莒光号」という名前ですが、蒋介石の訓示「母忘在莒」に由来するそうで、「過去を忘れるな、国土を回復せよ」という意味で元総統が戦地の軍民を励ますために書いたもの だそうです。そういえば少し前まで「復興号」とか「光復号」というのもありましたが、そうしたスローガン的な名前の列車は消えていき、「太魯閣(タロコ)号」とか先住民族の名前に由来する「 普悠瑪 (プユマ)号」など、観光に力を入れた名前に変わりつつあります。

そして、実に6時間弱かけて、やっと礁渓温泉に到着!少し小雨が降っていましたが、ホテルは駅前ですので助かりました。ここは駅前がもう温泉街です。

ホテルにはこのような温泉プールもあるのですが、日本人的にはちょっと落ち着かないかな(^^♪ほとんどのホテルでは部屋の風呂も温泉ですので、部屋でのんびり晩酌しながら楽しめます。

夕食はいつもツアーで行く露店です。ホテルから徒歩3分の好立地。台湾料理は何を食べても間違いなく美味しいのですが、注文してから料理が出てくるスピードも驚きです。料理人は1人なのに、中華鍋ひとつで魔法のように、次から次へと料理が出てきます。

このような庶民的な店ではたいがいチェック欄がついたメニュー表があり、そこに鉛筆などでマーキングしていくだけでOKです。日本人は漢字が読めるので、なんとなくメニューを見ただけで料理のイメージができます。ビールは勝手に冷蔵庫からセルフで取ってきて、後で空き瓶の数を数えて精算するシステム。

いったい何皿食べたのでしょう?会計はお酒付きで2000円弱くらいでした。

食後はすぐ隣にある温泉公園で、ドクターフィッシュのいる足湯へ。

食後の散策。うっとりするような地方の温泉町。台北に宿泊するよりも、すぐ近くの地方の町に宿泊するのがお勧めです。お客様はこの後、さらにデザートの旅へと出発されました。

翌朝の散歩。ちゃんとしたホテルですので、立派な朝食ビュッフェが付いているのですが、ここもあえて外でローカル飯。今回は台北リピーターの方もいらっしゃったので、それぞれ各自で麺線など好きなものを楽しまれていた模様。私は魯肉飯と雲呑スープの朝ごはん。

ローカル線の平渓線に寄り道して、十分でランタン(天燈)をあげるという定番メニューもこなし、台北桃園空港へ。

台湾一周、完結!ちょっと変わった台湾バイクツアー+台湾鉄道一周の旅でした。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!同窓会を楽しみにしています(^^♪