韓国ツーリング添乗レポート(その4)
この韓国ツアーを最初に思いついたとき、最初に気になった場所。何気なくGoogle地図を拡大していくと・・・韓国西部や南部に浮かぶ無数の島が、ほとんど橋で繋がっていて、これは「しまなみ海道」や「安芸とびしま海道」みたいなツーリングができるのでは・・・?韓国を自分のバイクで入ったブログや記録は多数あるけど、こんな道、誰も走ったという記録が見えなかった。きっと新天地に違いない!誰も知らない、島めぐりツーリングができるかも!と思ったのが始まりでした。
島の中のあらゆる建物や橋が紫でペイントされた「パープル島」なんて島も、インスタ映えすると人気観光地になりつつあるらしい。入島料金があるのですが、紫の服を着てると入場無料とのことで、だったらサンフレッチェのユニフォームを着ていけば完璧!と盛り上がっていたのですが・・・
残念ながら、高速道路でなくてもバイクが走行不可な橋が多数あることが後に判明。パープル島や、全島制覇の夢はもろくも崩れ去りました(泣)
でも行けるとこまで行ってみよう!まずは、群山から続く巨大な堤防道路。ここは「橋」ではなく堤防道路。これはセマングムと呼ばれる干拓事業による堤防で、オランダ・アムステルダムの堤防を抜いて世界一の長さを誇るそうです。その全長、なんと33.9km !
最先端を目指し、道が続くとこまで行ってみました。ちょっとした観光地になっていて、海の家みたいな簡易食堂が並んでたので、ここでお昼にすることにしました。
あさりのカルグクス(包丁切りの麺)をいただきました。麺はもちもち。巨大なあさりがたくさん。辛い食べ物につかれている体に、ちょうど良い感じ。バイクツアーならではの、B級グルメ。昼食場所は、ある程度ネットで調べてはいるんですが、今回、ほとんど毎日、現場でピピっときたとこに入りました。たぶん、ハズレはなかったんじゃないかな?これも現地ガイドとのコンビのおかげです。
テラス席からの風景。船はアジアっぽいですが、対岸の島の建物は、なんとなくイタリアのシチリアあたりを意識しているような感じ?のどかな時間が流れます。
午後も島から島へ。走れない橋もあるので、走れるところは多少遠回りしてでも走りたい。天気予報では本当はこの日から雨だったんですが、なんとか夕方までもちました。ホテルまであと1時間!というところで雨がパラパラ降ってきて、さらに道も間違えて1時間ロス、というハプニングもありましたが・・・
本日の宿泊地は木浦。タコが名産とのことで、夕食はタコだ!と楽しみにしていたのですが、雨も降ってきたし寒かったので、ホテルのすぐ隣にあった参鶏湯専門店にて、本格的な参鶏湯をいただきました。スープは白濁しておらず、かなりハーブかなにか漢方ちっくな薬膳ちっくな味で、温まりました。
明日からいよいよ雨のようです。それでもツアーは続きます。