アフリカ・モーターバイクサファリ~ケニアバイクツアー添乗レポート(その1)
関西のグループ様でアフリカのケニアを走ってきました!早速ツアーレポートをお届けします!
出発は関西空港。広島付近は大雨で新幹線が止まるほどでしたが、関西空港はおだやかな天気。無事に全員集合し、エミレーツ航空で出発!
関空からドバイへ飛行時間10時間。飛行機を乗り継ぎ、さらに5時間。アフリカ大陸の玄関口、ケニアのナイロビ、ジョモ・ケニアッタ空港に降り立ちました。ボーディング・ブリッジが機体に繋がってるのに、なぜかすぐ階段で地上へ。まだ空港ターミナルビルが整備中のようです。だったら、最初から階段タラップを付けたほうが早いのでは・・・いやいや。もうここはアフリカ。細かいことは気にしないようにしましょう。
空港からホテルへ。空港からホテルへ向かう車窓風景が刺激的。翌朝、バイクで出発しやすいように、ホテルは市内中心部ではなく、町の郊外にあるロッジを使いました。
ホテルにチェックインするともう夕方。町に出るには遅いので、とりあえずビール、そして夕食。ケニアで1番有名なビール、「TUSKER」は象の牙という意味です。夕ご飯はチキンカレー。付け合わせはトウモロコシの粉を練ったアフリカの国民食、ウガリ。ただ、こんなソフトボールみたいに丸く盛り付けしたウガリは、アフリカに何度も行った私も初めて見ました。インスタ映えを気にしてるかも?
そして翌朝、いよいよ出発!
ナイロビはほとんど赤道直下ですが、標高1700mくらいの高原上に位置するため、気温は涼しいです。でも、空気は濃い!バイクを走らせ、左右に展開する風景はどれを見ても刺激あります。海外ツーリング最初の興奮、それはまさに、この第1歩。
やがて地形はダイナミックに波打ってきます。ここはグレート・リフトバレー(アフリカ大地溝帯)の端に位置します。アフリカの裂け目を体に感じる場所でもあります。30分ほど走って、1回目の休憩はガソリンスタンド。
ガソリンくらい最初から満タンにしとけよ!と思ってはいけない(笑)ここはアフリカ。ポレポレ(のんびり)いきましょう。ガソリンスタンドは絶好の人間観察場所でもあります。
そしていよいよオフロードへ!と、ここでいきなりシマウマに遭遇。まだほとんどナイロビです。国立公園でもなんでもない、普通の道端で。うーん、アフリカだなぁ。
昼食はカジアドという町のローカル・レストランへ。スタッフに「あなたの1番好きなローカル食堂へ連れて行ってくれ」と言ったら、ヤギ肉の焼き肉店を紹介してもらいました。ナイフもフォークも置いてません。ここでも付け合わせはライスではなく、ウガリ。手をべたべたにしながら、美味しくいただきました。
午後はずっとオフ区間です。だんだん砂が深くなってきます。これらの道も町の人たちにとっては生活道路。バスも走れば、地元のバイクも走る。
3人乗りくらいまでは当たり前ですが、この家族はなんと6人乗り。普通にオンロードのタイヤ、サンダルで彼らは砂地の道を平気で爆走していきます。バイクって素晴らしい。
そして1日目の宿泊地、セレンカイ・キャンプへ。マサイのスタッフが歓迎のダンスで迎えてくれました。
この日は満月でした。僕たちがビールを飲んで夕食を楽しく食べているころ、スタッフは月明かりの下で翌朝に備えてバイクの整備。ご苦労様です。
ケニアのアドベンチャーツーリング、まだまだ続きます。(つづく)