ルーマニア・バイクツアー報告(その2)
BMWを受け取り、ツーリング開始。この日は移動日です。バイクの調子をみつつ、のんびり北上。
ケイア峠を越えてブラショウへ向かいます。
ルーマニア第2の都市、ブラショウはドイツ風の旧市街の残る美しい町。
ちょうど中央広場ではイベントが開催されており、ポーランドやハンガリー、セルビアなどから集まった民族舞踊がお披露目されていました。さらに、日本に15年ほど住んでいたというブラショウ在住の女の子が僕たちを見つけて声をかけてくれ、ルーマニア伝統料理の店を案内してもらいました。
ルーマニアはチョルバと呼ばれるスープが名物です。肉や魚、野菜など様々なチョルバがありますが、これは牛のホルモンが入った「チョルバ・デ・ブルタ」。コッテリ感がよかったです。
ルーマニアの家庭料理「サルマーレ」と「ママリーガ」。「サルマーレ」はロールキャベツのような物。でも包んであるキャベツはドイツのザワークラウトみたいにやや酸っぱい。黄色いものは「ママリーガ」。トウモロコシの粉を潰して牛乳やバターを混ぜて蒸したもの。アフリカの「ウガリ」そっくりの食感。これをご飯のように主食として食べます。左の写真は豚肉料理でしたが、名前は忘れてしまいました・・・
ツーリング2日目。ブラショフ郊外に建つルシュノフ要塞へ。
世界遺産級の名所は観光客が多すぎてウンザリすることもしばしば。でも、このような地元に愛されている小さな史跡を巡るのも楽しいものです。
民芸品の並べ方もヨーロッパというよりは中南米っぽくていい感じ。
こちらは世界遺産級の名所、ドラキュラ城のモデルになったと言われるブラン城。もちろん、通過せずに真面目に立ち寄りました。
ここはすごい人でした!
昼食はBBQスタンドで軽くすませます。
巨大キノコにベーコン、ポテト。ちょっとドイツっぽいかな?
ブラン城をバックに、西へ。
ときには雨も降ります・・・
雨が止むと、メルヘンな風景な場所を走っていました。
峠のパーキングで自家製チーズを売っていた地元のおばさん。映画に出てきそうな風貌です。
ルーマニアでは荷馬車がまだ現役です。たくさんの馬車とすれ違いました。タイムスリップしたみたいな気分になります。メルヘンな国、ルーマニアツーリング、まだまだ続きます。明日はいよいよ絶景の峠に向かいます。(つづく)