ウズベキスタン視察報告(後編)

ウズベキスタン視察報告(後編)

5月のウズベキスタン、弾丸視察の旅。本来ならバイクで行くべきですが、季節的にすでに寒すぎるのとスケジュールの都合により、鉄道で移動です。まずは地下鉄で国鉄タシケント駅へ。地下鉄の駅もロシア的ですが、地上の駅舎もロシアそのもの、という雰囲気です。

長距離列車は電車ではなく電気機関車+客車の列車。国旗カラーの機関車に「ウズベキスタン」のデッカイ文字。国に対する誇りが感じられます。

3時間ほどでサマルカンドに到着。駅から旧市街に向かって歩いていくのですが、とにかく寒い💦途中の食堂で、これまたシルクロード料理の定番「ラグマン」で温まりました。スープの色は赤いですが、全然辛くはないです。トマトソース「うどん」みたいな感じです。

やがて巨大なビビハニム・モスクが見えてきました。めちゃくちゃデカい。圧倒的な存在感。 すぐ近くにはシャヒ・ズィンダ廟群。天気が悪くて「サマルカンド・ブルー」が映えないのがちょっと残念💦


サマルカンドのシンボル、レギスタン広場。シルクロードの中心、威風堂々とした姿。

ウズベキスタンはイスラム教の国ですが、アルコールが完全に禁止されているわけではなく、ビールも生産しています。ウズベキスタン産の定番ビール「サルバスト」とスープ肉団子のような夕食をいただきました。

翌日はウズベキスタン版の新幹線「 アフラシャブ号」でブハラへ。300kmの距離をあっというまに移動。

ブハラでは晴れました!青いドームが青空に映えます!

博物館に中世の時代の絵画がありましたが、まったく同じような風景を見ることができます。

晴れててもけっこう寒かったのですが、頑張って伝統あるオープンテラスのレストランでランチをいただきました。ウズベキスタンの「ナン」そして串焼きケバブです。

かつてのバザールを改装したお土産店巡りの時間もたっぷりあります。

さて復路ですが、同じ道をタシケントに戻るのもつまらない上、別のルートでも良い周遊ルートが描けない。そこで、5月のツアーではブハラでバイクツアーは終了し、バイクはトラックに乗せてタシケントに戻し、お客様は夜行列車で戻るプランにしてみました。シルクロードを走る深夜特急でタシケントに戻ります。日本では観光向けのクルーズトレインや「サンライズ出雲/瀬戸」を残して消滅してしまった夜行列車ですが、このツアーで昔懐かしい寝台列車が体験できます。

朝、タシケントに到着。この視察ときは15両編成、ほぼ満席でした。日本の夜行列車も昔はこんな時代がありました。

最終日はタシケント1日フリータイム。休憩用のホテルもご用意していますので、部屋でゆっくりシャワーを浴びて、周辺の市場散策や市内見学などを夜までお楽しみいただけます。

最終日の食事は水餃子「ペリメニ」。これも中央アジア、ロシアと幅広く食べられる国民食です。夜の飛行機で帰国です。

この記事を書いている間に2025年5月のウズベキスタンは満席となりました。ありがとうございました。今後もウズベキスタンツアーは続けていきますので、これからもよろしくお願いします。