自転車世界一周の旅~よってぃ絵日記(その3)クスコで会ったすごい男の巻

世界にはいろんなスタイルで旅行している人がいる。リヤカーを引いて砂漠を横断する人もいれば、ショッピングカートにテント・寝袋を積んでオーストラリアを一周する人もいる。そんな奇抜な?旅行者に比べるとオートバイや僕のように自転車で世界を走るなんてのは、まったく普通の旅行者ということになる。

インカ帝国の都、クスコの安宿にいたとき、「キックボードでこっちに向かってる日本人がいたぞ」という情報が届いた。チチカカ湖方面からやってきたバイク旅行者やバスの旅行者など複数の目撃証言があった。目撃された場所から推測すると「あと3日くらいでクスコに着くんじゃないか?」と皆で噂してたら本当に彼はやってきた。彼のマシンにはエンジンもペダルも付いていない。足で地面を蹴って進む「キックスケーター」と呼ばれる二輪車だった。キャリアを自作し、テントから寝袋まで、旅のフルセットが積んである。いったいどこから来たんだと聞いたら「アフリカを縦断して今は南米を南から北上してきたところ」だそうだ。こんなオモチャみたいなマシンでアフリカを走って(歩いて?)きたのか!もう南米大陸の地図はいらないというので、僕のメキシコの地図と物々交換してもらった。彼はこの後、ロサンゼルスまで行くそうだ。ならば南米の地図も必要と思われるが、もはや彼にとって地図はあまり必要のないものなのだそうだ。世の中にはすごい人がいるものだ。

彼がナスカ方面に行くのを追うようにして僕も出発。クスコから大西洋へ、アンデス山脈を横断する。途中、4500mくらいの峠を2回超えた。クスコから1週間かけて地上絵で有名なナスカに到着。ここから太平洋岸に沿ってパン・アメリカンハイウェイをひたすら南下する。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です