夏のしま旅~江田島プチツーリング

夏のしま旅~江田島プチツーリング

広島から日帰りツーリング

まだまだ暑い日が続きますね。バイクに乗りたいけど遠くはちょっと疲れる。そんなときは近場のツーリングで自分だけの場所を見つけに行きませんか?

広島の宇品港から30分。江田島に上陸。バイクは125cc以上は均一料金、大型バイクでも640円、ライダーは690円です。

ツーリング前半は少し真面目な社会見学。 江田島近海には終戦間際、洋上砲台として錨泊していた戦艦がたくさんありました。洋上砲台といえば聞こえはいいが、燃料不足で動けなくなっただけです。そしてもちろん、その戦艦は標的になり、近くの漁村も巻き込んで攻撃を受け、沈められたそうです。その歴史の一部、軍艦利根資料館と軍艦大淀慰霊碑を見学。

資料館の裏手はビーチになっていて、端っこに2つに分かれた小さな島と神社がありました。船霊社と呼ばれる神社。かつてこの島は1つでしたが、米軍の砲撃を受け、島は2つの岩に引き裂かれてしまいました。現在では、干潮のときだけ「ネイビーロード」と呼ばれる島に通じる道が現れ、船霊社に願いをかけると願いが叶うと言われています。

江田島の西海岸を下り、最南端の突き当りまで行くと、こんな素敵な場所がありました。水もキレイでしたので、思わずそのまま泳いでしまいました。

道を走っていると、よく「〇〇山」という看板があり、それに従っていくと展望台に出たりします。道は舗装林道のような道で、落ち葉も多く苔も生えていて、おそらく滅多に車が走らないんだろうな、という道ですが、そんな道の先には何かが待ってる気がして、ついつい突き進んでしまいます。お昼ご飯はちょっと先、音戸第2大橋にあるサービスエリアで「音戸ちりめん丼」をいただきました。

海岸線を北上。広いビーチ、入鹿ビーチに到着。平日でしたので誰もいませんでした・・・!この広いビーチがまるでプライベートビーチです。ここには海に向かった神社「入鹿神社」もあります。「鹿が入る」と書いて「いるか」と読みます。昔、すぐ対岸にある宮島から鹿が榊を加えて上陸した場所だそうです。

広島市内からわずか30分の江田島。充実したトリップでした。江田島といえばまずは海軍学校の見学となりますが、たまにはこんな「誰もいない場所を探す」ツーリングも良いと思います。帰りのフェリーを待ちます。

ちょうどサンセットクルーズとなりました。「遠くに行かなくても素敵な場所はすぐ近くにあるかもしれない」というツーリング先をこれからも探していこうと思います。