NZツーリングレポート(その3)

NZツーリングレポート(その3)

ニュージーランドツーリング、3日目の朝。夜、けっこう激しい雨が降ったんですが、朝はなんとか青空になりました。

インバーカーギルからニュージーランド最南端の岬、ブラフへ。ちょうど、ニュージーランド最北端から縦断旅行のファイナルを迎えた大家族グループと遭遇。いろんな血筋の混じったニュージーランドという国を、この1枚で感じることができます。写真を撮るときに舌を出すポーズは独特です。

ここにはなぜか「熊谷まで9,632km」の標識があります。東京じゃなく、なぜ熊谷?謎です。ラグビーの関係で、この町と友好関係でも結んでいるのかもしれません?

インバーカーギルの町に戻り、とあるホームセンターへ。

映画「世界最速のインディアン」をご存じでしょうか?この町、インバーカーギル出身のバート・マンロー氏が、1920年製のインディアン・スカウトを使ってアメリカのボンネビルで世界最高速(300km/hオーバー)を記録したのです。

「スピードの神へのお供え物」と題された棚には、手作りのピストンやコンロッドがズラリと並んでます。

実際に着用されたボロボロの革ジャンも展示。この貴重な展示物、博物館ではなく、町のホームセンターに飾ってあり、もちろん無料です。

すぐ近くの公園には銅像もあります。1960年代にニュージーランドの田舎町の爺さんが叩き出した記録(1,000ccクラス以下での300km)は、2022年の今でも破られていません。彼は最南端の町の名前を世界的にした、伝説のヒーローです。僕もこんな爺さんになってみたいものです。

インバーカーギルを出発すると、この日はずっと雨でした。冷たい雨がつらかったです。(添乗員は暖房のきいた車で申し訳なかった・・)本当はゴールドラッシュで栄えた町、アロータウンやバンジージャンプ発祥の地なども立ち寄る予定だったのですが、全部パス!ホテル直行となりました。

クイーンズタウン手前、ワカティプ湖が見えたところで、一瞬晴れました!が、この後も雨・・・

早めにホテルにチェックイン、温かいシャワーで暖まって、近くのレストランへ。今日はニュージーランド産のサーモン・ステーキを選びました。

さて、明日はハイライトのマウントクックです。果たして晴れるでしょうか・・・?(つづく)