自転車世界一周の旅日記(その16)イタリア~メルヘンチックな町

F1グランプリ直後のモナコ

フランスからモナコに入った。いきなり目の前の風景がサーキットのコースみたいになってびっくりした。ちょうどF1グランプリ決勝の3日後だったらしい。路面にはタイヤ痕が生々しく残り、町のいたるところに仮設のスタンド席もまだ残っていた。もう少し急いで走っていれば世紀のレースが見れたのに・・ちょっと残念。それにしても、こんな狭い道でF1が全開で走るのか!国の端から端まで約4km。わずか15分ほどでモナコを横断?する。

イタリアに入国

そしてイタリアに入った。町の色、建物の色がなんとなく茶色っぽくなった気がする。フランスはいかにもビーチリゾートというような町が多かったが、イタリアはジブリアニメに出てきそうな、絵本にしたいような可愛い町が多い。リビエラ海岸に沿って走ったが、聞いたこともない小さな町でも、やたらと絵になる風景が多かった。

海岸線を走っていても道はアップダウンが激しく、けっこう疲れた。町の中心は必ず旧市街になっていて、ボコボコの石畳が自転車にはきつかった。こんな路面の悪い国で、よくランボルギーニやフェラーリが生まれたな。実際、そのようなスポーツ車は全く見かけなかった。フェラーリはイタリアより東京のほうが多く走っているに違いない。

ベスパやフィアットはよく見た。道路が狭くクネクネしているので、このような小さなバイクや車が使いやすいのだろう。そして、何よりもそのデザインは町によく溶け込んでいた。

夜、BARでビールを飲んでいると、地元のライダーが女の子をタンデムシートに乗せてやってくる。仕事帰りのデートだろうか?ライダースーツではない。ジャケットにネクタイ、ピカピカに磨かれた革靴で、モト・グッツィやベスパに乗ってBARにやってくる。それがカッコ良かった。ここでは、日常の風景が映画のように洒落ていた。

「母を訪ねた三千里」のマルコが育った町、ジェノバで誕生日を迎えた。お祝いとして、久々にレストランで食事をした。部屋に戻って地図を眺める。海岸線に沿って走るSS1号線を行けば「ピサの斜塔」で有名なピサがある。そしてローマへと道は続いていた。パリやロンドンは諦めたが、ローマは行ってみることにした。

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